2017年11月に読んだ本

『降伏の記録』植本一子
『ドレス』藤野可織
『純文学とは何か』小谷野敦
『忌中』車谷長吉

2017年11月17日(金)の日記

先日、目当てのカレー店に行ったところ、店舗が入っているビルまで辿り着いたにもかかわらずフロアガイドに別の店名が書かれていたため、潰れたのかとあっさり諦めて別の店に行った。

しかし、後日Instagramでその店のカレーの画像を投稿している人がいたため、見落としていたのかと再訪。すると、今度は店は見つかったが、臨時休業だった。仕方なく、書き留めていた行きたいカレー店リストから、徒歩圏内の気になっていたスープカレーの店を選んで向かったが、これが思いのほか遠かった上に周辺の路地が入り組んでおり辿り着くのに骨が折れた。こちらの勝手な理由とはいえ、苦労してありついた昼飯でもあるし、不味かったらやりきれないな、と思って食べたところ、びっくりするほど美味かった。

2017年11月18日(土)の日記

午前八時に目が覚めるが、寒くて布団から出られず、九時にようやく起床。お昼頃から彼女と子どもたちと待ち合わせて、花園神社の酉の市に行く予定になっていたが「息子の機嫌が悪く難しい」とのメール、今日は彼女の家で過ごすことになった。

池袋駅ブックオフに本を売り810円の査定。予想通りの金額ではあったが、紙袋とバッグで三十冊以上持っていったので少しがっかりする。続いてディスクユニオンにCDを売りに行き、査定時間の間にサンシャイン60の地下のトプカでカレー。

ここ二週間、毎日カレーを食べていて、日によっては二回食べることもあるが、いっこうに飽きない。ひとくちにカレーと言っても店によって味が全然違い、毎日別の食べ物を食べているようなところがあるから飽きないのかもしれない。まぁ、それはカレーに限ったことではないと思うが、以前チャーハンにハマったときは十日ほど食べてやめてしまった。

ディスクユニオンの査定額は一万円を超えていて、こちらは予想以上だったため面食らったが、本人確認書類の不備で後日あらためて来店することになった。来週の引越しに向けて色々処分している。服も売りたい。

娘をだっこした彼女と待ち合わせ。息子は? と訊くと機嫌が直り義母、義父と一緒に酉の市に行ったとのこと。買い物がしたいが、家に時間指定の荷物が届くとのことで、買い物を任せて、私と娘は先に帰宅、昼飯を食べさせる。

帰宅した彼女に夕飯はカレーと言われ、二食続けて同じメニューになることを知るが、素直にうれしい。息子が帰宅、夕飯は酉の市で焼き鳥などを食べて済ましたとのことだったが、カレーも平らげていた。不機嫌ときいていたが非常に上機嫌で安心する。

2017年11月14日(火)の日記​

朝の山手線はいつもより混んでいたにもかかわらず、ひと駅進んだ大塚駅で座ることができた。
大塚駅を出てすぐに左隣の五十くらいの男性がバッグから取り出した缶チューハイを開ける音が車内に響いて、私を含む周りの数人が男性の方に目を向けたが、誰も直視するわけではなくチラと見ただけで空気は元に戻り、私も男性の身なりがキチンとしていたため、(休日なのかもしれないけど、高そうな革のトートにストールみたいなカッコつけたおっさんが、こんな朝の混んだ電車で氷結って意外だなぁ)と思っただけだった……とはいかず、右隣にいた浅田次郎じみた見た目のスーツの男性が前かがみになって身を乗り出して、私を挟んで缶チューハイの男性に咎めるような視線を送っていた。
その後も缶チューハイの男性が缶を傾けるたび、浅田次郎は前に乗り出して睨めつけたり首を傾げたりデカいため息をついたりしつつ数駅が過ぎた。私としては両隣のジジイに対して関心を払いたくなかったが、コソコソと気をつけて動作を小さくしながらも飲酒を続けるジジイには(目立ちたくないなら飲むな)と思ったし、露骨な視線を送るジジイには(言いたいことあるなら声に出せや)とイライラがつのっていった。最終的に私の基準で浅田次郎のジジイがより不快と判断したので、浅田次郎の何回目かのわざとらしく身を乗り出しての露骨な視線にかち合わせるように、私も大きく右を向き、浅田次郎の目を覗き込んだ。すると目を合わせたあと視線を逸して俯いてしまった。
ちょっと見られたくらいで萎縮するならはじめからやらなきゃいいのに、とか、いい年して安全な範囲でいきがるのはどうなんだろうか、という思いからバカでかい舌打ちを打ってしまったが、こうなると咎める(資格がないのに咎める)人と咎められる側の立場がスライドしただけのようで、それはそれでやりきれないような気持ちになった。みんな自分を「正義」だと勘違いしていて、それは私も例外ではない。

2017年11月11日(土)の日記

前日まったく寝付くことができず、夜が明けてから就寝。10時過ぎに起床。シャワーを浴びてから昼過ぎまでボーっと過ごす。読書するもたいして進まず。
13時過ぎに彼女と巣鴨駅で待ち合わせて、ネパール料理店・プルジャ ダイニングでカレー。
最近個人的にカレーブームが来ており、毎日のようにカレーを食べているが、おもにライスとカレーが一緒の皿に盛られた「ライスカレー」といった風情のカレーの店を中心に巡っており、インド・スリランカ・ネパール料理などの店には足を運んでいなかった。
彼女はチキンカレー、私はマトンカレーを注文。一気に完食し、もう少し食べたくなってダールカレー(豆)を追加注文。これがカレーというよりスープのようでライスなしの単体でもスプーンが止まらず、これも一気に食べてしまう。
家に向かう道すがら、彼女が「カレーを食べると甘いものが欲しくなるね。インドカレーの店でカレーにラッシーを付けたりするのってそういうことかな」と言うのを聞いて、そうか……?と思いつつも、つられるように甘いものを欲する気持ちに。コンビニで私はタピオカ入りのココナツジュース、彼女はチョコレートとお茶を買う。
彼女が夕方からの仕事に行くのを駅まで送り、部屋の片付けを少ししてから横になったところ、睡眠不足が手伝って夜まで寝てしまう。起きたあとに休日を半分無駄にしてしまったことに対して罪悪感が生まれて、少しでも有意義な一日だったことにしたい、巻き返したいという気持ちから、サウナがある銭湯へ行くことにした。夜風が冷たく、秋が終わる、と思った。

2017年10月28日(土)の日記

この日はアイドルの卒業公演を観るため、10時50分成田空港発、12時40分松山空港着の便に乗る予定で、余裕を持って9時台には成田空港に着くようにし、食事や朝の飲酒をしようと思っていたのだが、前日痛飲した結果、荷造りもせずに寝てしまい案の定寝坊。慌てて支度をし風呂も入らずに家を出ることになってしまった。軽い二日酔いもあって、朝から飲酒する気も起きず。

昼過ぎに松山に着いてカプセルホテルに荷物を置き、「アサヒ」でこの日一食目の鍋焼きうどんといなり寿司。甘い麺を食べることはしばらくないと思うと少し残念な気持ち。

東急ハンズで便箋と封筒を買って、宿に戻り、少し仕事をしてから、ECD『他人の始まり 因果の終わり』読了。「家族」というものが冷徹な筆致で綴られており、その圧倒的な内容にしばし放心、横になってから大街道へ。

大街道のカラオケボックスで一時間ほど、アイドルに渡すために作った冊子を封筒に入れる作業をオタクたちと手分けして行った。オタクの有志たちが集まり、卒業公演に向けてメッセージカードの収集、ライブ当日の花などを準備していたらしい。そのためにカンパを集めたりと色々したようだが、私はこのグループには参加しておらず、グループに入っていた友人経由で依頼されて冊子のデザインのみ協力した。当然、デザイン費などがでないのは承知の上で、ボランティアである。だからというわけではないが、カラオケボックスの料金が割り勘だったのには少しびっくりした。

夕方、海鮮居酒屋で友人のオタクと合流し、刺身、煮物、焼き物、揚げ物とすべて海鮮づくし、最後も海鮮茶漬で〆た。

深夜からアイドルの本拠地であるライブハウスで、衣装などが出品されるオークションが行われており、ライブハウスは飲んでいた店からホテルへの帰途にあったため、冷やかしで覗くつもりが、酔いも手伝ってアイドルの衣装を一着競り落としてしまった。途中で抜けて宿へ。寝間着に着替えてから、衣装を手にしてみると、タイトスカートの衣装はステージで見るよりもコンパクトな作りに感ぜられて、いままで「華奢なメンバーがいない」などと失礼なことを散々口にしてきたが、そうはいってもアイドルなんだなぁと思ったが、ストレッチが効いた素材だった。

2017年10月に読んだ本

『文豪の女遍歴』小谷野敦
『最愛の子ども』松浦理英子
『他人の始まり 因果の終わり』ECD